奈良の工務店 アーキ・クラフトです。確かな設計力であなたのワクワクをカタチに変えます。

奈良のタケ日記

尊厳あるバリア

かなり前になりますが建築士若手の近畿の集まりに参加したときの話。

身障者用の服をデザインされた方の講演の中で

尊厳あるバリア

という言葉に心うたれました。

機能だけを追求したウェアやツールを用意するという

「同情」が基本では本人の尊厳を尊重できない。。。

ハッとしました。

使う人の気持ちを、日常感覚で考えているか?
不便が解消されればそれでOKではないんですよね。。。

そういえば、自分が設計事務所で修行してた10年ほど前に

老人福祉施設の担当をしたことがあるのですが

便器に座ると背もたれが必要だということでオリジナルで製作したことがありました。

「老人福祉施設ってたくさんあるのに、なんでメーカーで商品化されてないんだろう?」

と不思議に思っていたのですが、その数年後商品化されてました。

介護保険制度が始まって何年も後なんですよね。。。

要するにメーカーに使用者の声が届くのに時間がかかりすぎてたのです。。。

あるいは、商品化するには絶対数が少なかったのか。。。

声が届く前に考えるべきなのに、その声でさえメーカーに届くのが数年かかってしまう。

建築業界もまだまだ意識を高める必要があるようです。。。

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