奈良の工務店 アーキ・クラフトです。確かな設計力であなたのワクワクをカタチに変えます。

奈良で考える 人と家

3月11日 希望と不安と

日本中があの日に想いを馳せる、
3月11日が来ました。
久々のブログも建築無関係ネタです^_^;

以前にも書きましたが、
あの日はお客様と契約手続きの説明中でした。

山間部の旧家だったため、
お客様が

「伊藤君、地震やな」

と仰ったひとことで気づきました。
ミシミシと古い御宅が揺れる音が長く続き、

「これは随分遠くで、しかもかなり大きな地震ですね」

とお客様とお話ししました。
その後はまさに次々と想定外の出来事が襲い、
あまりの惨劇にただ息をのむばかり…。

あの頃ブログに、
「購買自粛などしている場合ではない」
「逆に今までの何倍も経済を活発化させ、
日本を再生するんだ」
と意気込んで書いていたのを思い出します。

でも今も原発は終息を見通せず、
被災地の復興もままならず、
そして経済状況も必ずしも好転したわけではありません。

そして話題は変わりますが、
人の心はむしろ震災以前よりすさんでいるような気がします。

ヘイトスピーチの横行、
ネットでの誹謗中傷。
排他的行為ばかりが目につきます。

先日の川崎市中学生殺害事件でも、
犯人とされる少年の自宅への嫌がらせが、
度を越しつつあります。

ネットで画像を公開したり、
自宅住所を拡散したり、
夜中にこっそり訪ねてきて、
家の塀にスプレーで差別落書きをすることが一体何になるのでしょう。

もし犯人(とされる少年)家族に言いたいことがあるなら、
堂々と昼間訪ねて行って、
自分の意見を述べるべきです。

それを夜中に、
まして差別的な文言で誹謗中傷するなど、
あまりに稚拙で卑怯で許される行為ではありません。

もちろん、
殺人は絶対に許されることではありません。
家族にも責任があるとすれば、
咎められることも避けられません。

でも、
それとこれとは別だと思うのです。

これではまるで、
世界中が批判しているIS(イスラム国)と、
やっていることが同じじゃないでしょうか。

人間は、
そこまで愚かでどうしようもない存在とは思いません。
明日はきっと良くなる。
復興もこの問題も、
信じて進むしか道はない。
そう感じる今年の3.11なのでした。

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